マサオの日々バビュン

リリーによる私的ブログ

長い夜の過ごし方(マンガ編)

『なぁがあ〜いよぉるぅー…(千春の歌唱マネ)』
どうも、千春ではなく十八番の谷村新司でオレンジの関根ママにいつ挑戦するか機会を伺ってる僕です。

秋といえばそう、マンガです(ズバリ)。
マンガといえば最近映画化もされTVアニメにもなり「このマンガがすごい!」2013年オンナ編1位、作者が友人シホ姐の親戚⁈の今大人気作品『俺物語』‼︎はまだ読んでなく…2015年度のマンガ大賞とマサンガ大賞をみごとWで受賞した『かくかくしかじか』を紹介します。


マンガ大賞とは、2008年からはじまった全国の書店員を中心とした委員がその年に出版された作品で一番面白いと思ったマンガを選考する賞。つまりかなり面白い作品ということ。大賞だけでなく、選考された2位以下の作品もすこぶる面白いと評判です。

そしてマサンガ大賞とは、手芸の組み紐の一種で、サッカー選手が手首に巻いて大人気…それミサンガよ‼︎…2015年からはじまった、選考委員と委員長を兼務する(ひとりかい⁉︎)マサオがその年に同じ作品を何回読み返したのか回数で選考される賞…ヒマなんだね要は…。

コレね、あまりにも面白いので教えたくなかった…。連載開始した頃から読んでいて、今年まさかの大賞受賞とは嬉しくも驚きと落胆のトリプルショックでした。オレだけの『かくかくしかじか』が世に出てしまった…。

実は私あんまりマンガ読まない方なんです。
しかし小学生の時からリアルタイムで読んできたジョジョォ〜と望月ミネタロウ先生の作品だけはもう凄い溺愛していますねー。

悲しいコトに(勿論嬉しーコトですが)それぞれが一昨年、文化庁メディア芸術祭なる権威ある選考候補の中に選ばれそれぞれが大賞と優秀賞という輝かしい評価を授与されました。


文化庁メディア芸術祭大賞に輝いた『ジョジョリオンジョジョの奇妙な冒険Part8』荒木飛呂彦(マサンガ大賞殿堂入り作品)

連載30年目に突入したもはや説明不要の超弩級人間賛歌エンターテイメント作品。初心者はシリーズのパラレルワールドである『スティール・ボール・ランジョジョの奇妙な冒険Part7』から読むとかいいのでは⁈


文化庁メディア芸術祭優秀賞に輝いた『ちいさこべえ』望月ミネタロウ/原作 山本周五郎
(同じくマサンガ大賞殿堂入りね)

望月ミネタロウは代表作に実写映画化もされた『バタアシ金魚』、妻夫木主演の迷作⁉︎『ドラゴンヘッド』(講談社漫画賞手塚治虫漫画賞受賞)浅野忠信が熱い『鮫肌男と桃尻女』、TVドラマ化された伝説の『お茶の間』、描写が話題になった『座敷女』など名作多し。


この2作品はもう溶けて無くなるほど熟読して何度も読み返し過ぎたのでマサンガ大賞殿堂入りです!ベストジーニストのキムタクみたいな…例え古い⁈

このように『かくかくしかじか』を含め愛読してきた作品が世間に広く評価されるコトはやはりとても誇らしく思います(ただ読んでるだけなんだけどね)。


話しは戻り『かくかくしかじか』は間違いなく今年一番面白かった漫画です。第1回のマサンガ大賞に決定です。あんまりマンガ見ないのになんでリアルタイムで見つけて読んだのか不思議ですねーいまだに…。

少しでも興味を持った方に…ページをめくる前にひとつだけ必ず気をつけなければならない注意事項があります。

【絶対に1人でいる時間の時に読む】

そうです。秋の夜長にぴったりなんです。
ナゼ1人の時なのか?

それはあなたが鼻汁と涙まみれになった姿を誰にも見られずに済むからです。

これがもしもダンナさんや嫁、子供が同じ部屋にいたのなら間違いなくドン引きされます。

東村アキコが幼年時代からの生い立ちと、漫画家として有名漫画家になるまでの女性漫画家版『まんが道』を想定して描く自伝エッセイ漫画。
〜出典 かくかくしかじか〜Wikipedia

もうウィキに書かれた内容そのまんまですが…ただただ泣けます。欲を言えば現在講談社「Kiss」にて連載中の『東京タラレバ娘』(アラサーアラフォー世代の新バイブル!)と併読していただけると振り幅の広さに目眩を引き起こし、ガッツリこころ鷲づかみされます。


東村アキコ先生の代表作はTVドラマ化もされた『主に泣いています』をはじめ、アニメや実写にもなった『海月姫』など沢山あります。そして現在も7作品くらい絶賛連載中のまさに女手塚治虫先生だ!

1巻〜2巻はもう涙無しでは語れない…表紙見ただけで込み上げてくるものがある。


☆本日のひとことバビュン

クリスマスギャグを…
ケンタッキー&翼

長い夜の過ごし方(文庫本編)

「俺だなぁ〜(松山千春のマネ)」

どうも僕です。

秋と言えば食欲。寒い季節には鍋が恋しくなったり、熱々のおでんでダチョウ倶楽部やタケシ&鶴太郎のマネをしたくなるのが純日本人の風情である。しかし駄菓子、芸術の秋でもある。そう、芸術=文庫本(断言)。

最近本を読んでない。学生時代は休み時間まで待てず授業中に読んでいたくらいだった(余談だが授業中に一時期早弁なるコトをしながら文庫本を読んでたのだが、アレはすぐバレるよ。弁当の蓋開けた瞬間から匂いが教室に広がっていたらしい。教壇に立たれた先生方が黙認してくれたようだったが、今考えたら当たり前だけど真剣に授業してくれてた先生に申し訳なかった…)。

善は急げで早速文庫本を買いに本屋へダッシュで行く。その俊足は気持ちだけWTBの松井並みだ(無駄な所で全力)。久しぶりに本屋の扉を開けると心躍りマイコーのビリージーンダンスしたくなるのは私だけじゃないハズ。そして本屋独特の匂いを嗅ぐと何故かトイレに行きたくなる(ヒトは多いハズ)。これは本のインクに含まれる化学物質が引き起こす条件反射的な現象らしい。つまりはリラックスした状態になるのだ。文庫を探しながらウ◯◯をもよおす…下卑で失礼しました…。

思えば幼い時から本屋がスゴイ好きで、山七なる地元で唯一あった書店によく通い詰めた。中学の時怖かった先輩がデラべっぴんを定期購読申込してたのも山七だ。山七で初めて自分の小遣いから購入した本は勿論おぼえている。片山蒼『刑事物語』とジャッキーの『スパルタンX写真集』。我ながら激渋な組み合わせ。ジャッキーは百歩譲ってわかるとして(デカい畳半分程のトンファーを構えた成龍ポスター付き)小3で刑事物語とは…(ちなみに片山蒼とは武田鉄矢ペンネーム)。

本屋のフロアに入るとすぐドドーンと山積み状態の新刊本が出迎えてくれた。ムム…あまりの物量と帯の情報量に唖然とする。そこで自分くんに向けた心の叫び提案。「まずは気になる作家の名作から読む」。ウム、旧作ならば文庫版で値段も安価だし我ながらトンチも効いて名案だ。

今はなんといってもやはりあのひとだろう。そう伊坂幸太郎。昨年あの阿部和重と共著した『キャプテンサンダーボルト』も記憶に新しい。伊坂作品は読んだコトあるが暫く離れていたのでよしとしよう。人生二度目の伊坂幸太郎ビッグウェーブ。ライドンタイム。

新刊のコーナーに見向きもせずズンズンズンと奥にある文庫本の棚へ。どれにしようか伊坂コーナーに行くと…フムフム…ん⁈「祝140万部突破の伊坂幸太郎作品を映画化!」そう、11月7日封切りの映画『グラスホッパー』の原作が一番山積みでフューチャーされているではないか!生田斗真浅野忠信主演て鉄板焼きなつかし屋な映画じゃないか⁈勿論新刊コーナーにも山積みマウンテン!黄色い液体マウンテンデューときた‼︎


グラスホッパー』は2004年に発表された伊坂幸太郎の代表作だ。勿論読んで…ない⁈読んでないわドンゲバビー!デビュー作の『オーデュボン…』も『砂漠』も『魔王』も映画化もされた『死神…』や『重力ピエロ』も『ゴールデン…』も『フィッシュ…』も読んだがコレ読んでない。コレに決める。早速上から三冊目を選び(お約束)早足でレジカウンターへ。なぜか誇らしげに一度本の表紙を店員に見せ(謎の行動)購入。

しかしおせっかいだが、伊坂作品名作多々あれど最初読むのはやっぱり『アヒルの鴨のコインロッカー』とかいいカモ(駄洒落)。


『アヒル〜』は生涯初めてミステリー⁉︎サスペンス⁉︎みたいな物語でドキドキした本です。そして最後には切なくなり、オトナ男子でもキュンキュンするコト間違いないです。コレを読んでから、伊坂幸太郎チルドレンになりました。郵政民営化!伊坂作品の隠れた名作などと言うヒトもいますが、いや全然隠れてなんかいないよ!

いきなり本屋襲撃の謎な場面からこの物語は始まる。ミッションは広辞苑を強奪する事。そんなこんなで訳がわからぬまま話が展開していくのだが、物語中盤からまさかの展開になり、一気に読者を引き込みます。飲まず食わず寝ず最後のページまで一気読み。こんな体験はドラクエIIを徹夜した小5以来です。

〜人生を変える程の切なさが、ここにある。〜
アヒルと鴨のコインロッカー』予告編

アヒルと鴨のコインロッカー』は映画化もされていて、確か原作者の伊坂さん自身も絶賛していたと聞いたおぼえあります。原作を読んでたヒトは映画化は難しいと誰もが思っていたのでは⁈だがまさかの映像化で瑛太に松田龍平濱田岳と豪華キャストの布陣で完成したこの作品は間違いなく日本映画史屈指の名作です。劇中の瑛太、松田龍平の革ジャン着こなしが今見てもオサレです。「原作が先か⁈映画が先か⁈」論争は「卵が先か⁈ニワトリが先か⁈」くらい無意味なのですが、出来れば活字で情景が鮮明になる伊坂ワールドをエクスペリエンスできる原作本お勧めします。

ボブ・ディランを聴きながら誰かを待っていた男

引っ越し後、本屋襲撃に巻き込まれてしまった男


この物語は刊行から12年も経過しているが、未だに冒頭の本屋襲撃シーンを数行読むだけで涙腺が緩む…のは歳を取ったのもあるのかなー…。

☆本日のひとことバビュン
五郎丸ポーズを得意げに真似る小学生を早朝見つけ気恥ずかしくなる

書くということ

とにかく毎日時間が流れるの早い。

時間は誰にでも平等に流れてるというがアレ全くの嘘。

現に小学生の1日は32時間ある(と思う)。

iPadをじっくり触りたい買ってからまだ開けてないエゴラッピンのCDを聴きたい西加奈子の本を読みたいBlu-rayに1テラ満杯のはなまるマーケット(終わって悲しい)の料理特集を編集したい西島秀俊のようなカラダ作りをしたいスコット・ラファロのようなベースを弾けるよう練習したいラーメン食べ歩きしたいハーブを育てたい及川光博のダンス振り付けをマスターしたい犬の散歩がしたい(飼いたくはない)映画館で映画を沢山観たい陶芸教室でサンマ専用皿焼きたいジョジョ好きな友達と朝まで語りたい燻製作りを極めたいサンタナ無印良品自転車)をキレイに磨きたい24-TWENTY FOUR-のDVDを大人買いして毎日ジャック・バウアーを監視したい…1日が32時間でも足りない。

ないものねだりのデッドヒート(初回ラッピン)(完全限定生産盤) https://www.amazon.co.jp/dp/B003WUZ5MS/ref=cm_sw_r_awd_8bVhwbF4JEJTQ

アレもしたいコレもしたいと思いながら結局は何もせず寝転んで録画したNHK今日の料理とTwitter観て終わるガッカリな日々。

思いとはウラハラに何もかも受け身でただただ時間をイタズラに浪費していくカンジが特に最近フォルテシモ大友康平

そこでトンチを使いひらめいた《せめてこの日々を書く》という行為で時間の流れに反抗したい革ジャン反抗族舘ひろし冷たい太陽泣かないで。

今は誰でもSNSで自分発信して主義主張を手軽にできる時代。

ハウエバーこのブログは主に自分で自分に向けた痴呆予防の一貫として書こうと。

そしてこの平凡で退屈な(時に滑稽な)日常を文章に残し老後の楽しみにしたい。

そんなそんな私的なブログですが読んで下さる方がいるなら嬉しい限りです。

☆本日のひとことバビュン
テラスハウス観てないコト強く批判され消沈